信頼されること、愛されること、いつもの鉄道であること―
株式会社セントラルエクスプレスライン

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『流浪の救世主』

 愛姫シティーラインの電車の中で異様な存在感を放つ。ステンレス製車体の電車が目立つ中、この車両は鋼製車体。他の車両と比べたら力強いような、少し鈍いような走行をする、この車両はAL-0形電車であり、6両編成20本が在籍していた。

■暫定開業時の主力車両
 愛姫シティーラインの各路線を部分的に暫定開業させることになった際、当然のごとく、問題になったのが車両をどうするかでした。
 既に前世時代の鉄道車両はないため、新たに車両を調達しなければなりませんでした。気前よく新車導入と行きたいところですが、まだまだ建設費用がかさむのが目に見えている状態で、簡単に新しい車両を製造できるだけの潤沢な予算があるわけではありませんでした。
 そこで、京神急行電鉄の仲介により、中古車両を導入することとなった。
 その車両は、総馬電鉄日光急行線で運行されてきた5000系電車である。このとき、既に引退・廃車が始まっており、既に1本が工場の解体線上にあった。情報が来て、高岡は即効で購入契約を結ぶ決意をし、アポイントをとった上で東京まで飛んだ。
 商談の上で購入契約が結ばれ、解体線上にあった車両も解体中止、その場所からトレーラーで搬出され、新天地へと向かうこととなった。
 第一陣となる車両は最初の開業区間となる、愛姫豊橋〜高速名古屋間に6連7本を投入することとなり、京神急行電鉄湘南藤沢工場に搬入され、愛姫シティーライン仕様の色に塗り替えられ、保安装置に関しても変更された。ここからは京神急行電鉄線及び東静高速鉄道線を機関車牽引で甲種輸送され(東静高速鉄道)浜松車両基地まで搬入。そこから再びトレーラーで愛姫豊橋駅の側線へと搬入され、組み立てが行われた。尚、当時は検修施設を暫定的に愛姫岡崎に設置(現:電留線)しており、そこを検査などの拠点として暫定開業に備えていた。
 車両はAL-0(100・200)形とされ、総馬電鉄での引退にあわせて順次搬入され、最終的に6両編成20本、計120両がそろえられ、7編成が中部高速線、13編成が関西高速線へと配置された。2015年に引退するまで廃車されることなく120両全車が活躍していた。引退後は総馬電鉄へと移籍…使用路線こそ違うが、会社組織は同じなため里帰りした。総馬電鉄でも同じく5000系と名乗り、そちらは編成短縮などを行われながらも、日々活躍を続けているようである。
 当初は短編成化を検討され、6両編成のほとんどを4両に短縮、先頭車を新たに製造し、編成から外れた中間車に連結して組み込むという案や、2ユニットで編成を組み、両端に来る中間車を先頭車化改造を行う案などが提案されたが、いずれも却下され、運転開始から引退まで、固定6両編成のままで使用された。

■車両概要
種別:直流通勤型電車車両
車体寸法(mm): 20,000 ×2,950 ×3,980
最高速度:120km(営業上は120kmが最高速度)
電気方式:直流1500V
保安装置:ATC(列車集中制御装置)
制御方式:電動カム軸式バーニア界磁チョッパ制御
ブレーキ方式 回生ブレーキ併用電気指令式空気ブレーキ
その他設備 座席:ロングシート(一部:転換クロスシート)
行き先表示:幕式表示
営業運転:2013年5月1日〜2015年6月30日

■編成
AL-1〜AL20(6両編成)
(Tc)110+(M1)120+(M2)130+(M1)140+(M2)150+(Tc)100 AL-1〜AL-10
(Tc)200+(M1)220+(M2)230+(M1)240+(M2)250+(Tc)200 AL-11〜AL-20

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